脂肪肝・脂肪肝炎

脂肪肝・脂肪肝炎

非アルコール性脂肪肝炎

脂肪肝とは、肝細胞の中に中性脂肪が蓄積した疾患です。

近年、食生活の変化や、テレワークなどの仕事の業態の変化で増えてきています。原因としては肥満、脂質代謝異常、糖尿病、アルコール等が挙げられます。

この脂肪肝を放置しておくと、一部は沈着した脂肪に炎症・線維化が加わり、やがては肝硬変や肝癌へと進展していく脂肪肝炎、特にアルコールを飲まないのにアルコール性脂肪肝の重症型に似た非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が問題になっています。

脂肪肝の診断は腹部超音波検査が有用ですが、通常、他の疾患がベースにないかの除外診断も必要です。NASHの確定診断には現時点では肝臓の組織を調べる肝生検が必要です。

治療としては、まずは食習慣、運動、睡眠などの生活習慣の改善が必要です。この点は個人個人で異なるため、十分な問診が必要となります。更に肝機能の程度に依りますが、肝の炎症を抑える薬などを投与する事があります。
治療後数ヶ月で肝機能の改善がみられることがありますが、腹部超音波検査の改善には数年かかることが一般的です。

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